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DOOGEE U11 レビュー|コスパ最強タブレットの特徴とメリット・デメリット

タブレットを探していると「安いけど本当に使えるのかな?」と思う製品に出会うことがあります。DOOGEE U11もそのひとつ。でも実際に使ってみると、価格以上に便利で頼れる存在でした。この記事では、基本性能からデザイン、メリット・デメリットまで分かりやすく紹介します。


目次

開封&同梱物チェック

箱を開けると本体のほかに、充電ケーブルとアダプターが入っており、最低限すぐに使える内容になっています。ケーブルの質感やアダプターのサイズもコンパクトで扱いやすく、持ち運び用の予備としても活躍できそうです。ただし、残念ながら画面保護フィルムは付属していませんでした。液晶画面は美しい表示が魅力なだけに、指紋や小さな傷が気になりやすい部分でもあります。購入後すぐに安心して使いたい場合は、あらかじめ市販のフィルムやケースを用意しておくことを強くおすすめします。特に持ち歩く機会が多い人にとっては、フィルムとケースを同時に揃えておくと長期的に快適さが維持できます。


DOOGEE U11の特徴【価格以上の快適性で仕事がはかどる】

価格はエントリークラスですが、実際に使ってみると日常の作業や勉強には十分すぎる性能を持っていることが分かります。動画視聴やネット検索、PDFの閲覧などはもちろん快適で、画面のスクロールもスムーズ。電子書籍の閲覧やオンライン授業の受講にも適しており、文字の見やすさやアプリの起動速度もストレスがありません。

また、仕事用としても意外に活躍します。メールや資料確認は問題なく、クラウドサービスを使ってドキュメントを開いたり修正したりする程度なら快適にこなせます。外付けのキーボードを接続すれば簡単な文章作成も可能なので、ちょっとした出張や外出先での作業にも役立ちます。

エントリー価格ながらも、こうした“マルチな使い方”に十分対応できるのは大きな魅力です。高額なハイエンドモデルでなければできないと思っていた作業が、思った以上にスムーズにこなせるので「ちょっと使えるタブレットが欲しい」という人にとっては、予想以上の満足感を与えてくれる一台と言えるでしょう。


基本性能と使用感

プロセッサについて

普段使いでは特に困ることはありません。SNSや動画視聴、ウェブブラウジングはスムーズで、複数アプリを同時に開いても大きなストレスは感じません。軽い画像編集やクラウド上のドキュメント閲覧も問題なくこなせるので、学生やビジネスユーザーにとって日常的な用途なら十分に対応できます。

ただし、重たい3Dゲームを本格的に遊ぶにはやや力不足です。設定を低めにすればプレイ自体は可能ですが、滑らかさに欠ける場面もあり、本格的なゲーマーには物足りないでしょう。それでもパズルやシミュレーション系など軽量ゲームであれば快適に動作します。

このように、価格を考えるとバランスは悪くなく、ライトユーザーや学習・仕事用のサブ機としては十分なパフォーマンスを発揮してくれます。ハイエンド機ほどの余裕はないものの、日常利用における快適性を大きく損なうことはありません。

ディスプレイについて

10インチクラスの画面は大きくて見やすく、文字もくっきり表示されます。解像度も十分で、細かい文字や図表もはっきり映し出してくれるので資料閲覧にも便利です。発色は自然で鮮やかさがあり、動画を視聴すると映像の迫力が感じられます。電子書籍を読むのにも最適で、目の疲れを軽減してくれるだけでなく、明るさや色温度の調整も可能なので夜間や暗い場所でも快適に読書ができます。さらに、画面の視野角も広めで、横から覗いても色の変化が少なく家族や友人と一緒に画面を共有して楽しむことができます。

スピーカーについて

ステレオスピーカーを搭載していて、動画や音楽をしっかり楽しめます。音の広がりは自然で、映画を見ていてもセリフがはっきり聞こえるので内容に集中できます。低音は控えめですが、中高音域はクリアで人の声や楽器の音がわかりやすく再現されます。ボリュームを上げても音割れが少なく、オンライン会議や授業の音声を聞く分には十分以上の品質です。音楽を本格的に楽しみたい人はイヤホンや外部スピーカーを併用するとより迫力が増しますが、普段使いではこの内蔵スピーカーだけで快適に過ごせるでしょう。

入力まわり

キーボードアプリ「Gboard」が標準搭載ですが、使いにくいと感じる場面がありました。キー配列や変換候補の表示が人によっては馴染みにくく、特に初めてタブレットを使う方には違和感を覚えるかもしれません。設定で入力方式をカスタマイズしたり、別のキーボードアプリをインストールすることで改善できますが、慣れるまでは少し時間がかかる可能性があります。実際に文字入力を繰り返しているうちに操作感は徐々にスムーズになりますが、最初はタイプミスや変換の選び間違いが増えることもありました。それでも日本語や英語の入力自体は問題なく行えるため、調整や慣れ次第で十分に活用できるようになるでしょう。

付属品不足

画面保護フィルムが入っていなかったのは残念な点です。液晶画面は指で触れる機会が多く、指紋や小さな傷がつきやすいため、保護フィルムが同梱されていればさらに安心感が高まったでしょう。利用者によっては外出先での持ち歩きやカバンの中で他の荷物と接触することもあるため、傷防止のために必須アイテムといえます。別途市販品を用意すれば問題は解決できますが、タブレットと同時に購入して貼り付けておくと長期的な使用での安心感が違います。ケースと併用すれば本体全体の耐久性も増すため、購入を検討している方はフィルムとケースをセットで用意しておくことをおすすめします。


DOOGEE U11のスペック

AnTuTuスコア【25万点〜30万点】

スコアは27万点前後。ハイエンド機と比べると控えめですが、価格帯を考えれば十分で、一般的な用途で不満を感じることはほとんどありません。実際にブラウジングやSNS、動画視聴を行っても滑らかに動作し、ちょっとしたアプリの切り替え程度なら十分にこなせます。メールや簡単なオフィス作業、オンライン授業の受講などもスムーズに進められるので、学習用や仕事用のサブ端末としても安心です。ゲームに関しても軽量なタイトルであれば快適に遊べるため、日常使いの範囲であれば性能面に不安は感じません。ネットや動画を快適に楽しめる性能に加え、価格を考えれば納得感の高い結果といえるでしょう。


バッテリー性能

動画を見続けても約6時間ほど使えました。普段のちょっとした利用なら丸一日持つ印象で、ネット閲覧やメール確認など軽い作業が中心であれば翌日までバッテリーが残っていることもあります。明るさ設定を控えめにしたり、省電力モードを活用すればさらに長持ちするので、外出先でも安心して使えます。発熱もそこまで気にならず、長時間動画視聴やゲームをしてもほんのり温かくなる程度で不快感はありません。充電の心配をあまりせずに日常的に使える点は大きな魅力で、持ち歩くサブ端末としても信頼できる存在です。


外観デザインと質感

シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、全体的に落ち着いた印象を与えます。アルミ素材がしっかりと使われていて手に取ったときの質感も良く、安っぽさはまったく感じません。縁や背面の仕上げも丁寧で、長時間触れていても心地よさを保ってくれます。厚みも抑えられているため片手で持っても違和感が少なく、電車やカフェなど外出先での利用にも適しています。さらに重量バランスも良好で、バッグに入れて持ち運んでも負担が少なく、毎日の通勤や通学のお供としても十分実用的なサイズ感です。


ソフトウェアとUIの使い勝手

Androidベースのシステムで、特別な操作を覚えなくてもすぐに使えます。起動してからのセットアップも分かりやすく、Googleアカウントを入力するだけでメールやアプリの同期が始まるので、初めてタブレットを使う方でも迷わず利用を開始できます。日本語表示も問題なく、メニューや設定画面も直感的に操作できます。さらに、フォントサイズや表示モードを調整できるため、視力に合わせて使いやすくカスタマイズできるのも便利です。余計なアプリが少なくシンプルな構成なので、ストレージを圧迫せず動作も軽快。初めての人でも安心して長く使い続けられる環境が整っています。


ゲーム性能チェック

カジュアルなゲームなら快適に遊べます。パズルやシミュレーション、2Dアクションなど軽めのタイトルであればストレスなく動作し、ちょっとした暇つぶしにぴったりです。人気の3Dゲームは設定を下げれば動きますが、グラフィックを高めにするとカクつきが出ることがあり、本格的に遊ぶ人には物足りないかもしれません。とはいえ、子どもが遊ぶ教育アプリや軽量のオンラインゲームなら十分楽しめるので、家族共用や学習サポートとしても役立ちます。また、Bluetoothコントローラーを接続すれば操作性も向上し、さらに快適に遊べる環境を整えることが可能です。


動画配信サービスの対応状況

YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoを高画質で視聴可能です。実際に動画を再生すると、映像は滑らかでカクつきが少なく、大画面を生かした迫力ある体験が得られます。Widevine L1に対応しているため、フルHD以上の解像度での視聴が可能で、著作権保護の制限を気にせず安心して利用できます。加えて、ストリーミング中も音ズレや映像の途切れが少なく、長編映画や連続ドラマをまとめて観る際にも快適です。家の中だけでなく、外出先のWi-Fi環境でも同じように楽しめるので、エンタメ用途に強いタブレットとして頼れる存在だと感じました。


カメラ性能まとめ

DOOGEE U11のカメラスペック

基本的な写真撮影ができるシンプルなカメラです。画素数はエントリークラスらしく高性能ではありませんが、日常的なスナップやメモ用途であれば十分機能します。明るい場所での撮影では被写体をはっきり捉え、色味も自然に近い印象です。オートフォーカスは速度が落ち着いていて、素早い動きをする被写体にはやや不向きですが、書類やホワイトボードを撮影するような用途では問題ありません。ビデオ撮影も可能で、解像度を高く設定すれば会議記録や学習動画の作成などにも使えるレベルです。カメラアプリもシンプルで、初心者でも迷わず操作できる点は安心感につながります。

撮影サンプル

明るい場所ではSNSにアップするのに十分な写真が撮れます。屋外で撮影すると色合いも自然で、空の青さや木々の緑も鮮やかに映し出され、日常のスナップとしては満足度が高いです。人物を撮っても肌の色味が不自然にならず、SNSに投稿する写真としてそのまま使えるレベルです。建物や風景を撮影する際も細部までしっかり写るので旅行の記録用としても便利です。シャッターレスポンスも比較的早いため、ちょっとした動きをとらえるのにも使いやすいでしょう。

デジタルズーム4倍での撮影

最大4倍まで拡大できますが、画質は少し荒くなります。細部の描写は甘くなり、被写体によってはノイズが目立つこともあります。ただし、看板の文字を拡大して確認したいときや、会議や授業で離れた場所の資料を撮影する際など、記録目的であれば十分役立ちます。ズーム操作はスムーズで、ピンチ操作による倍率変更も直感的に行えるため扱いやすさは良好です。旅行先で少し離れた場所を撮影する程度なら使い勝手は悪くなく、日常の記録用途としては実用性があります。

その他のシーン

室内や夜間ではやや暗く写ります。照明が弱いときにはノイズが目立ちやすく、細部の表現が甘くなる傾向があります。ただし、スタンドライトや外付けの小型照明を併用すれば改善され、SNS用や資料用の撮影には十分対応可能です。明るい場所での使用をおすすめしますが、工夫次第で暗所でも実用的に使える場面は多いです。例えば、室内での物撮りや会議の記録など、用途に応じて照明環境を整えれば問題なく活躍できます。


通信・対応バンド:SIM不可

Wi-Fi専用モデルなのでSIMカードは使えません。自宅や外出先のWi-Fi環境で利用する前提になります。そのため、常に安定したネット環境を確保できる人に向いているといえるでしょう。外出時にはスマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターを利用すれば補えますが、常時セルラー通信が必要な人にはやや不便です。対応しているWi-Fi規格は安定しており、動画視聴やオンライン会議も快適にこなせます。出張や旅行で利用する場合は、宿泊施設やカフェのフリーWi-Fiを利用することで十分活用可能です。通信面での自由度は限定的ですが、使い方を工夫すれば不便を大きく感じることは少ないでしょう。


他機種との比較

上位機種のDOOGEE T30 Proと比べると性能は控えめですが、その分価格はかなり手頃で入手しやすいです。T30 Proはプロセッサ性能やメモリ容量、ディスプレイの解像度など全体的に強化されており、ゲームや重いアプリを快適に動かしたい人には安心できる選択肢です。一方で、U11は軽作業や動画視聴、電子書籍の閲覧といった日常的な用途であれば十分対応可能で、コストパフォーマンスに優れています。また、他メーカーの同価格帯のモデルと比べても動作の安定性やソフトウェアのシンプルさに強みがあり、入門機としては特におすすめしやすい一台です。性能を重視する人はT30 Pro、価格と使いやすさのバランスを求める人はU11といった選び方が最適でしょう。


デメリット【残念だった点】

認証【顔認証が遅い】

ロック解除に少し時間がかかります。暗い場所や角度によっては認識精度が落ち、再入力が必要になることもありました。日常的に頻繁に画面をオンオフする人には煩わしく感じられるかもしれません。指紋認証がない点も、人によっては物足りなく思えるポイントです。

充電【10Wで時間がかかる】

急速充電には非対応で、フル充電までにかなり時間がかかります。朝の出かける前など短時間で充電を済ませたい人には不便に感じるでしょう。夜のうちに充電しておくなど、スケジュール管理が必要になります。モバイルバッテリーを併用すれば外出時の不安は減りますが、それでも最新機種に慣れている人には物足りなさが残ります。

通信【SIMカード非対応】

モバイル通信が使えないため、常にWi-Fi環境が必要です。外出先ではテザリングやモバイルルーターに頼ることになり、単体でどこでも自由に接続できないのは制限といえるでしょう。セルラー対応のモデルを求める人には不向きで、利便性を重視するユーザーにはデメリットとして強く感じられるかもしれません。


メリット【良かった点】

デザイン【カラバリ&カメラが可愛い】

見た目がシンプルでおしゃれで、持ち歩いても違和感がありません。カラー展開が豊富で、自分の好みに合わせて選べる点も魅力的です。背面の仕上げも丁寧で、長く使っていても飽きにくいデザインになっています。

カメラ【日常用途なら十分】

勉強や仕事で使うメモ代わりの写真ならしっかり対応できます。さらに、ホワイトボードや資料を撮影する用途では鮮明に残せるため学習や業務効率も高まります。SNSに投稿する程度なら不満を感じにくく、気軽に活用できる点も便利です。

動画視聴【Widevine L1&Netflix対応】

大画面でストリーミングサービスを安心して楽しめます。YouTubeやAmazon Prime Videoも高画質で視聴でき、映像は滑らかで長時間見ても疲れにくいです。スピーカーとの組み合わせで迫力あるサウンドを体験できるので、自宅での映画鑑賞やドラマ視聴も十分満足できるでしょう。


周辺機器・拡張性

Bluetoothキーボードやマウスを接続すれば作業用デバイスとして活躍できます。長文入力や表計算を行う際にキーボードを追加すると、ノートPCに近い操作感が得られるため仕事や学習効率が大幅に向上します。USB-C端子で外部ディスプレイに繋ぐことも可能で、プレゼン資料を大画面に映したり家族と写真や動画を共有したりするのに便利です。さらに、USBメモリや外付けストレージを経由したデータのやり取りも行えるので、ファイル管理の自由度が広がります。イヤホンやスピーカーなどのBluetooth機器とも問題なく連携できるため、自分のスタイルに合わせて拡張していける柔軟性があるのも魅力です。


保証とサポート体制

購入時には基本保証が付いていますが、国内での修理体制は限定的です。トラブル時はサポート窓口に確認が必要となり、やり取りはメールや英語対応になる場合もあります。そのため、故障や不具合が発生した際には返送の手配や修理に時間がかかることがあり、サポートのスピード感は国内メーカーに比べると控えめです。ただし、問い合わせ自体は丁寧に対応してもらえることが多く、マニュアルに沿って案内してもらえるので手続きが分からなくなる心配は少ないでしょう。長期的に安心して使いたい方は、購入時に延長保証を用意しているショップを選んだり、ケースや保護フィルムで故障リスクを減らす工夫をしておくと安心です。


こんな人におすすめ・おすすめしない人

おすすめできる人:勉強や動画視聴、ネット検索が中心の人。サブ端末を探している社会人や学生。さらに、オンライン授業を受ける学生やリモートワークで資料確認をしたい人、電子書籍を落ち着いて読みたい人にも向いています。軽量で持ち運びやすいため、通勤や通学の際に気軽に持ち歩きたい方や、子ども用の入門タブレットを探している家庭にもおすすめです。

おすすめできない人:最新ゲームを本格的に遊びたい人や、動画編集など重い作業をしたい人。本格的なクリエイティブ用途や写真・動画の加工を頻繁に行いたい場合は性能が不足しやすく、満足度は下がるでしょう。また、常に外出先でモバイル回線を利用したい人にとっても不向きです。セルラー非対応のため、Wi-Fi環境に依存する点を理解しておく必要があります。


DOOGEE U11のまとめ

DOOGEE U11は、必要な機能をしっかり備えつつ価格を抑えたコスパに優れるタブレットです。高性能を求めなければ日常利用には十分で、動画視聴やネット検索、電子書籍、オンライン授業など多くの場面で快適に使えます。特に初めてタブレットを買う人や、セカンドデバイスが欲しい人にぴったりの1台です。さらに、軽量で持ち運びがしやすいため通勤や通学にも向いており、家族で共有したり子ども用の学習端末として使うのも実用的です。もちろん、ゲーミングや高度な編集作業には不向きですが、価格と機能のバランスを考えれば十分に満足できる選択肢といえるでしょう。長期的に見ても入門機として安心して勧められるモデルです。

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