【結論】コスパは抜群!でも使い方次第で評価が分かれる
タブレットを初めて選ぶとき、多くの人が気にするのは「値段に見合った性能かどうか」です。Redmi Pad 2は、2万円台という手の届きやすい価格でありながら、普段使いを十分にカバーできる実力を持ったモデルです。高解像度ディスプレイや大容量バッテリーを搭載しており、動画や電子書籍、ブラウジングなどの日常利用には快適に応えてくれます。
一方で、重量級のゲームや本格的なクリエイティブ作業になるとパワー不足を感じるシーンもあり、用途によって評価が分かれる部分もあります。ただ、総合的に見れば「この価格帯でここまでできるのか」と驚かされるバランスの良さを備えています。
Redmi PadとRedmi Pad 2の違い
Redmi Pad 2は前モデルからいくつかの点で進化を遂げています。CPUの処理能力が向上し、ディスプレイは2560×1600のWQXGA解像度に対応。映像や文字の鮮明さがアップし、電子書籍や動画視聴の満足度も高まりました。さらに、メモリやストレージのバリエーションが増えたことで、自分の使用スタイルに合わせたモデルを選びやすくなっています。前モデルで物足りなかった部分を補い、幅広い層に応えられる仕様になったのが大きなポイントです。
開封レビュー
パッケージ内容と付属品
箱を開けると本体に加え、充電器やUSBケーブルが同梱されています。初めてタブレットを購入する人でも、すぐに使い始められるのが安心です。ただし、純正ケースや保護フィルムは別売りなので、必要に応じて揃えておくと快適さと安全性が増します。周辺アクセサリーを一緒に購入すれば、より安心して長く使うことができます。
外観チェック
前面はシンプルで、スリムなフレームによって画面への没入感が強くなっています。背面はアルミ仕上げで高級感があり、手に持ったときの質感も良好です。重量は500g弱で、片手での長時間利用はやや負担を感じることもありますが、両手やスタンドを使えば快適に使えます。日常的な使用では十分に扱いやすいバランスです。
ベンチマークと性能レビュー
AnTuTuベンチマークスコア
実測では、同価格帯では十分に高いスコアを記録しました。SNSや動画視聴といった普段の用途でストレスを感じることはほとんどなく、ブラウジングや軽作業には最適です。数値だけでなく、実際の使用感でも「もたつき」を感じにくいのが強みです。
実際の使用感
YouTubeやSNSアプリの動作はスムーズで、読み込みの待ち時間も少なく快適に利用できます。Lightroomを用いた写真編集も、基本的な明るさや色味の調整なら問題なく行えました。高解像度の画像を大量に扱う作業には向きませんが、日常的な編集作業なら十分です。
ディスプレイとサウンド
ディスプレイ品質
10.6インチのWQXGAディスプレイは高精細で、映画やアニメ、電子書籍などを鮮やかに映し出します。色味は自然で、青みや赤みに偏りすぎないバランスが心地よいです。長時間視聴しても目が疲れにくく、学習や仕事にも向いています。
スピーカー性能
クアッドスピーカーを搭載し、音の広がりやステレオ感は十分。アニメや映画ではセリフがはっきり聞き取れ、音楽も臨場感があります。音量を上げても大きな歪みがなく、内蔵スピーカーとしては十分以上のクオリティです。
カメラ性能
フロントカメラはビデオ通話に適した解像度で、オンライン会議や授業に問題なく使えます。リアカメラは高性能とはいえませんが、資料をスキャンしたり、メモ代わりに撮影したりする用途には十分です。タブレットで写真を本格的に撮る人は少ないため、実用性重視の設計といえるでしょう。
ゲーム性能レビュー
軽量ゲーム
『マインクラフト』や『プロセカ』など、いわゆる軽量級のゲームは非常に快適に動作します。ブロックを積み上げたり、オンラインで友人と一緒に遊ぶといった場面でも処理落ちが目立たず、安心して遊べました。音楽ゲームの『プロセカ』ではタッチ操作の反応も良く、遅延を感じにくいためスコアも狙いやすいです。こうした軽めのタイトルであれば、長時間プレイしても発熱が控えめで、手が熱くなるような不快感もほぼありません。
中量級ゲーム
『PUBG』や『マリオカート』のように、グラフィック負荷がそこそこ高いゲームでも、設定を中程度に調整すれば十分楽しめるパフォーマンスがあります。例えばPUBGでは中設定で安定したフレームレートを維持でき、敵を視認する場面でもカクつきは少なく快適でした。発熱は軽度で、長時間のバトルロイヤルをプレイしてもバッテリー消費は大きいものの許容範囲内。マリオカートのレース中でもスムーズな描写で、遊んでいる最中に気になる遅延はありませんでした。
重量級ゲーム
『原神』のような重量級タイトルでは、低~中設定にすればプレイは可能ですが、高設定にすると描写がカクつき、戦闘中やマップ切り替え時にフレームレートの落ち込みを感じます。本格的に遊びたい人にはやや物足りないですが、日常的にストーリーを楽しむ程度なら十分対応できます。大規模な戦闘やイベントマップを快適に遊ぶには、やはり上位機種を選ぶ方が安心でしょう。
バッテリーと充電
9,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、動画視聴では10時間以上連続で使えるスタミナがあります。普段のWebブラウジングやSNS中心の使い方であれば、1日半から2日程度は充電不要で利用でき、旅行や出張にも十分対応可能です。特に電子書籍を読むときや学習用アプリを利用する場合、消費電力が少ないのでさらに長持ちします。
充電はおよそ2時間でフル充電可能。最新の急速充電規格と比べると特別速いわけではありませんが、寝る前に充電しておけば翌日は丸一日安心して使えます。外出先でもモバイルバッテリーを併用すれば、電池切れに悩むことはほとんどないでしょう。
ネットワーク・接続性
Wi-Fi接続は安定しており、動画配信サービスの高画質ストリーミングも途切れにくく、オンライン授業やビデオ会議にも安心して利用できます。ZoomやTeamsといったビデオ通話アプリでも、映像と音声の同期がしっかりしており、声が途切れるような不安定さは感じませんでした。
また、Bluetoothの接続性も優秀で、ワイヤレスイヤホンや外付けキーボードとのペアリングもスムーズ。タイピング作業や音楽再生を快適にこなせるので、勉強用や軽作業用端末としても非常に活用しやすいです。
MIUI for Padの便利機能
MIUI for Padには日常を便利にする機能が盛り込まれています。画面分割機能を使えば、YouTubeで動画を再生しながらノートアプリにメモを取ったり、ブラウザで調べ物をしたりと効率的に作業が可能です。
さらに、子ども向けの「キッズスペース」ではアプリ利用時間やアクセスできるコンテンツを親が制限できるため、小さなお子さんにも安心して使わせられます。スクリーン録画機能は授業や講義の記録に便利で、ジェスチャー操作は直感的で使いやすく、スマホ感覚でサクサク操作できるのも魅力です。
実際の使用シーン別レビュー
在宅ワーク
ZoomやGoogle Meetといったビデオ会議アプリを使った場合でも、映像と音声は安定しており、途中で接続が途切れたり、声が途切れるといった不具合はほとんど感じませんでした。内蔵マイクの性能も思った以上に良く、追加の外付けマイクを使わなくても声が相手にクリアに届く印象です。特に静かな部屋で使えば、相手から「声が聞きやすい」と言われることもありました。
また、外付けキーボードやマウスと組み合わせることで、簡単な資料作成やメールの返信も快適に行えます。仕事用のサブ端末としては十分実用的で、ちょっとした移動先や自宅のリビングでの作業にも活躍します。ノートPCを常に持ち歩くのは大変という人には、この軽さと安定性が大きな魅力になるでしょう。
電子書籍リーダー
10インチ超の高精細ディスプレイは文字の表示がくっきりしており、小説やビジネス書はもちろん、雑誌やマンガのカラーページも美しく再現されます。発色も自然で、紙に近い読み心地が得られるのが嬉しいポイントです。特に雑誌系アプリを使ったとき、写真やグラフの細かい部分まできちんと見えるので、スマホよりもずっと読みやすく感じます。
さらにブルーライトカットモードを有効にすると、夜間の読書でも目の疲れが和らぎます。ベッドサイドで長時間読み続けても、画面がまぶしすぎて眠れなくなることが少なく、快適に利用できました。電車移動中の読書や、自宅でのリラックスタイムにもぴったりな使い方だと思います。
学習端末
教育アプリや動画学習にもスムーズに対応できるので、小学生から高校生まで幅広い世代の学習端末としておすすめできます。タッチパネルの精度が高いため、手書き入力やタップ操作の誤反応が少なく、子どもでも直感的に扱えます。例えば英語の発音練習アプリや算数の問題演習アプリを動かしてみても、遅延やフリーズはほとんどありませんでした。
加えて「キッズスペース」機能を利用すれば、保護者がアプリの利用制限や時間制限を設定できるため、安心して子どもに渡せます。YouTubeの視聴を制御したり、ゲームの遊びすぎを防げるので、家庭での学習管理にも役立ちます。家族共有の1台として、教育面での使いやすさは大きな魅力といえるでしょう。
外出先での利用
9,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、旅行や通勤中に長時間使っても電池切れの心配が少なく、安心して持ち歩けます。実際に新幹線で移動中に映画を2本続けて視聴しても、まだ余裕があるほどのバッテリー性能でした。カフェや図書館での作業時も、充電器を持ち歩かなくても安心して過ごせます。
重量も500g弱と軽めで、バッグに入れてもかさばらず、持ち運びのしやすさはノートPCにはない強みです。SNSチェックやブラウジング、ちょっとしたメモ書きにも便利で、外出先でも生活の幅を広げてくれる端末だと感じました。
ライバル機種との比較
Redmi Pad SEは近い価格帯ですが、解像度やバッテリー持ちではPad 2が優勢。特に映像美を重視する方にはPad 2の方が満足度が高いでしょう。ALLDOCUBE iPlay 50 Pro NFEはさらに低価格ながら性能も高いため、コスパで競合する存在。ただしブランド信頼性やアップデートの頻度ではXiaomiに軍配が上がります。上位モデルのXiaomi Pad 6は処理性能が格段に高く、重量級ゲームや本格的なクリエイティブ作業をしたい方には理想的ですが、その分価格が跳ね上がるため、必要な性能と予算のバランスをどう考えるかが重要です。
メリットとデメリット
メリット
高解像度ディスプレイ Redmi Pad 2の魅力のひとつは、2560×1600ピクセルのWQXGAディスプレイです。映画を視聴すると映像の奥行きや色合いが自然に再現され、まるで映画館のスクリーンを自宅に持ち込んだような没入感があります。電子書籍やマンガを読むときも、文字がシャープに表示されるため、小さな文字や細かい線画でも読みやすく、拡大表示の手間が減ります。長時間の利用でも目が疲れにくく、学習や仕事にも安心して使えます。
大容量バッテリー 9,000mAhという大容量バッテリーは、エントリーモデルとしては非常に頼もしいスペックです。映画を続けて2〜3本視聴しても余裕があり、電子書籍やWebブラウジングなら1日以上余裕で持ちます。旅行や出張の際も、充電器を頻繁に探す必要がなく安心。飛行機や新幹線での長時間移動でも、途中で電源切れを心配せずにエンタメや作業に集中できます。
クアッドスピーカー 本体に4基のスピーカーを搭載しているため、ステレオ感や音の広がりがしっかりしています。Netflixで映画を見るとセリフがクリアに聞こえるのはもちろん、BGMや効果音も迫力があり、映像体験をぐっと引き上げてくれます。音楽ストリーミングサービスを利用する際も、イヤホンなしで十分に楽しめるのは嬉しいポイント。特に家族や友人と一緒に動画を視聴するときに、このサウンド性能の高さを実感できます。
価格の安さ 2万円前後という価格で、これだけの性能を備えているのは大きな魅力です。タブレットを初めて購入する方にとって「気軽に試してみたい」と思える価格帯でありながら、普段使いには十分な処理性能と機能を備えています。エントリーモデルでありながら、「安いから物足りない」という印象を持たせないのがRedmi Pad 2の強みで、コストパフォーマンスの高さは群を抜いています。
デメリット
重量級ゲームの限界 普段使いには十分な性能を持っていますが、『原神』などの重量級ゲームを高画質設定で滑らかにプレイするのは難しい場面があります。低〜中設定にすれば楽しめるものの、フレームレートが安定せず、激しい戦闘シーンではカクつきを感じることも。ゲームを主な用途に考えている方や、長時間じっくり遊びたい方には少し不満が残るかもしれません。
充電速度は標準的 大容量バッテリーを備えているため、フル充電にはおよそ2時間かかります。これは決して遅すぎるわけではないものの、「すぐに使いたい」と思ったときに待ち時間を長く感じる場合があります。例えば、朝出かける前に充電を忘れていて急いで充電したいシーンなどでは不便さを感じるでしょう。急速充電器対応の上位モデルと比べると、その差が気になる人もいるかもしれません。
4GBメモリモデルの制約 エントリーモデルとして4GB RAM搭載モデルも販売されていますが、こちらは複数アプリを同時に開いたり、重めの処理を行うと途端に動作が重くなる傾向があります。ブラウジングしながらYouTubeを視聴する、チャットアプリを開きながら学習アプリを使う、といった「ながら作業」を快適にこなしたいなら、6GB以上のメモリ搭載モデルを選ぶ方が安心です。数年先まで快適に使いたい人ほど、最初から上位構成を検討する価値があります。
購入ガイド
購入時は、メモリ容量とストレージの構成をしっかり確認することが大切です。複数アプリを同時に使いたいなら6GB以上を選びましょう。購入先はAmazonや楽天などのECサイトが一般的ですが、公式ストアなら保証対応が手厚く安心です。セール時期を狙えば、さらにお得に入手できます。
Redmi Pad 2の口コミ・評判をレビュー♪
Redmi Pad 2の口コミ・評判を見ていきましょう。
快適なゲームプレイは厳しいですが、軽いゲームや調べ物、動画や音楽プレーヤーとしては最適です。
作りに安っぽいところも有りません。
所々で「ん?」となる所も有りますが、価格を思い出すと大概の不満を解消してくれます。◆良いところ
・動作はとろいですが、動画の視聴用なので満足。・画面の明るさが足りない気もしますが、薄暗い室内での使用なら十分。
・色彩に華やかさは感じませんが、不自然さは感じません。
・普通にリフレッシュレート90Hz対応。
適応するアプリを選べれば、なお良かった。・スピーカーの音は良いです。
高音が突き刺さるので常用しようとは思えませんが、一時的な音としては我慢できるクオリティです。
まぁ、タブレットに音を求めるのは制約がキツすぎてナンセンスですよね。・なにかと評判の悪いHyperOSですが、私には普通のAndroidと変わらなく使えています。
ただ、初期設定が私には合わなかったので、カスタマイズが面倒ではありましたが。◆不満なところ
・全体的にモッサリです。
アニメーションをカットしてもモッサリです。
メモリもギリギリな感じですが、動画鑑賞用途なので十分です。・自動明るさ調整が機能しません。
他のXiaomi端末と違い、画面を点灯した時点での調整だけでリアルタイムでは変化しません。
仕様なのか不具合なのか分かりませんが、この機能が必要な方は修正されてからの購入が良いかも。
環境光センサーのテストは問題ありませんので、私的にはソフトウェア的なバグではないかと愚考しています。
2台用意して様々な条件でテストしてみましたが、たまたま2台ともハズレを引いただけの可能性も。・発色が淡いです。
全体的に彩度が低く、メーカーが言うほど鮮やかではありません。
Xiaomiは他の端末でも色が薄く表現されていますので、そういう調整なのでしょう。
色盲には辛いですが、設定では僅かしか改善できないので諦めましょう。引用元:Amazon”Xiaomi Redmi Pad 2タブレット”レビューより
まとめ:Redmi Pad 2はどんな人におすすめ?
Redmi Pad 2は、初めてタブレットを購入する人やライトユーザーに非常におすすめできるモデルです。動画や読書、SNS、ネットサーフィンといった日常的な用途では十分な性能を発揮し、子ども用や家族共用の端末としても重宝します。
一方で、ハイスペックを求めるゲーム用途やクリエイティブ用途には不向きな部分もあります。自分の利用シーンを見極めて選べば、この価格帯では群を抜く満足感を得られるタブレットだと言えるでしょう。