「ゲーミングチェア欲しいけど、どれを選べばいいのかわからない…」そんな悩みを抱えてる人、結構多いんじゃないでしょうか。
今回は人気のGTRACING GT000を実際に使い込んで、本当に姿勢がキープできるのか、正直にレビューしてみました。結論から言っちゃうと、初めてのゲーミングチェアとしては文句なしの仕上がりです。
【結論】ハイバック+クッションで姿勢安定。初心者に超おすすめ
使ってみて一番感じたのが、背中全体をしっかり支えてくれる安心感。頭から腰までカバーするハイバック構造に、取り外しできるヘッドレストとランバーサポートが付いてるから、背骨の自然なカーブをちゃんとサポートしてくれるんです。
「多機能じゃなくてもいいから、とにかく姿勢を安定させたい」って人には本当にピッタリ。実際に5時間ぶっ通しで作業してみましたが、いつもみたいに肩がガチガチになることもなくて、これは良い買い物だったなって思ってます。
GTRACING GT000ってどんな椅子?
耐荷重が約136kgっていうのがまず頼もしいですよね。体格が大きい人でも安心して使えるし、頑丈なベースとガスシリンダーでしっかり支えてくれます。
カラーは3色展開で、ブラック、レッド、グリーンから選べます。僕はブラックにしましたが、どの部屋にも合わせやすくて正解でした。サイズ感は普通の事務椅子よりちょっと大きめって感じで、背もたれが肩から頭まで包んでくれるのが気持ちいいんです。
組み立ても思ってたより簡単で、付属の工具だけで完結できるから、DIY苦手な人でも大丈夫だと思います。
組み立てってどんな感じ?実際やってみた
正直、最初は「大丈夫かな…」って不安でしたが、意外とスムーズでした。時間は大体1時間くらい。
一人でもできるけど、背もたれと座面をくっつける時だけは誰かに手伝ってもらった方が安全かも。僕は妹に「ちょっと持ってて」ってお願いしました。
失敗しそうになったのがボルトを一気に締めちゃったこと。説明書に「仮止めしてから均等に」って書いてあるのに、つい力いっぱい締めちゃって。でも途中で気づいて調整したら、ガタつきもなくきれいに仕上がりました。
段ボールから取り出す時は、横に倒してスライドさせるのがコツ。床にタオルを敷いておくと傷も防げるし、安心です。
実際使ってみてどうだった?良いところと微妙なところ
背中をすっぽり包んでくれる安心感
GT000の一番の魅力は、やはり「背中から腰、そして頭までをすっぽり包み込んでくれる」設計にあります。一般的なオフィスチェアや低価格帯のゲーミングチェアだと、背もたれが肩の途中までしかなくて「結局首や頭を自分で支えないといけない」なんてケースが多いのですが、GT000はハイバックタイプで頭の高さまでしっかりサポート。これによって、長時間座っていても首や肩に余計な力が入らず、自然とリラックスした姿勢を保てるのが特徴です。
リクライニングしても肩が背もたれから外れにくいので、横にずり落ちる不快感もありません。さらに座面は横幅に余裕があり、太ももを圧迫しにくい作り。長時間タイピングしていると足の付け根がしびれることもありますが、GT000ならそうした不快感がほとんどありません。
比較すると、AKRacingのエントリーモデルは背中のホールド感がやや硬めで、しっかり感はあるものの長時間の柔らかい安定感ではGT000に軍配が上がります。逆に、ソファのように沈み込むタイプが好きならGTRacingの上位モデルやDowinxのチェアの方がフィットするかもしれません。GT000は「硬すぎず柔らかすぎない絶妙な包容力」が武器と言えるでしょう。
姿勢がピシッと決まる
GT000を数日使うと実感するのが「姿勢のブレが少なくなる」ということです。ランバーサポート(腰当て)の位置を自分の体型や好みに合わせて微調整できるので、腰の反りすぎや丸まりすぎを自然に防止。これがあるだけで、知らないうちに猫背になっていたり、腰が前に滑ってしまうといったクセが出にくくなります。
ヘッドレストも首の前傾を抑えてくれるため、モニターを少し見下ろす姿勢が多い人にはありがたい存在です。特に在宅ワークでノートPCを長時間使う方には「いつの間にか肩こりが軽減されていた」という声が多いのも納得できます。
比較対象として、AKRacingやDXRacerなどのハイエンドモデルはランバーサポートが標準で付属するのはもちろん、より厚みや質感にこだわっていて、よりフィット感の調整が細かいです。ただ、その分価格も倍近くになることが多いので、コストを考えるとGT000の“必要十分”な姿勢補助はコスパに優れた選択肢だと言えます。
操作がシンプルで迷わない
GT000は「誰でも迷わず使える」というのも大きなポイント。座面の昇降やロッキング機能、角度固定といった基本機能はすべて備えていますが、操作方法はとても直感的で、説明書をじっくり読まなくても感覚で理解できるほどシンプルです。
筆者の家庭でも家族で共用していますが、子どもから年配の家族まで「すぐに使いこなせる」点は好印象でした。多機能すぎるチェアは「機能は豊富だけど使いこなせない」ということもありますが、GT000はそうした心配がありません。
一方で、アームレストは高さしか調整できないのが残念な部分。前後や角度調整に対応していないため、デスクの高さや作業環境によっては工夫が必要になります。AKRacingやDXRacerの上位モデルはアームレストが「4D調整」でき、キーボードやコントローラーの位置に合わせて細かく調整可能です。これと比べるとGT000はやや割り切りが必要ですが、価格を考えると十分納得できる範囲と言えるでしょう。
使用シーン別に使ってみた感想
デスクワーク編
GT000の真価を一番感じられたのが、やはりデスクワークです。背もたれのカーブが腰に自然にフィットし、腰椎をしっかり支えてくれるので、長時間座っていても腰がつらくなりにくいのが印象的でした。特にリモート会議が2〜3時間続く日などは、普段なら途中で立ち上がってストレッチをしないと腰が固まってしまうのですが、GT000では最後まで快適に座っていられることが多く、「あれ、もう会議終わったの?」と感じるほど。
ランバーサポートを低めにセットすれば骨盤の後傾を防ぎ、猫背になりがちなタイピング姿勢でも背筋が自然と伸びます。一般的なオフィスチェアだと背もたれが腰を十分に支えてくれず「クッションを別で買い足す」ことも多いですが、GT000は付属のランバーサポートでカバーできる点が大きな違いです。比較すると、AKRacingやDXRacerなどのハイエンドチェアはサポート力がさらに強化されていますが、価格は倍近くするので、コスパで考えるとGT000のバランスは非常に優秀です。
ゲーム編
長時間のRPGプレイでGT000に座ると、そのサポート力を強く実感します。首や肩への荷重がしっかり分散されるため、気づいたら6時間没頭していた、なんて日も体の疲労感が軽いんです。特に物語に没入したいRPGやシミュレーションゲームでは、リラックスしながら集中できる環境が整うのは大きなメリット。
一方でFPSをプレイするときは、肘の角度が勝敗に影響することもあるので、GT000のアームレストが高さ調整しかできない点は少し不便さを感じる場合もあります。とはいえ、座布団やクッションで高さを微調整すれば十分対応可能です。これを他社と比較すると、AKRacingやRAZERの上位モデルはアームレストが「4D調整」に対応しており、肘の前後・左右・角度まで細かく合わせられるのが強み。対してGT000はシンプル設計ゆえにコストが抑えられているので、「FPSガチ勢」よりは「幅広いジャンルを快適に遊びたいゲーマー」に向いていると感じました。
映画・動画鑑賞編
映画やドラマを見るときもGT000はなかなか快適です。座面に適度な反発力があるので、姿勢を崩してリラックスしても「体が沈み込みすぎて起き上がりにくい」ということがなく、すぐに姿勢を戻せるのが好印象です。NetflixやPrime Videoを観ながら少し横になりたいときも、深くリクライニングしすぎず、半分もたれかかる程度がちょうどいいバランス。完全に横になるほどの角度はないので仮眠用には向きませんが、「くつろぎながら映像を楽しむ」という用途では必要十分です。
比較すると、Dowinxなどのリクライニングに特化したチェアはほぼフラットに倒せるため「昼寝チェア」としても活用できます。しかしその分、サイズや価格が大きくなる傾向があります。GT000は「コンパクトさと適度な快適性のバランス」を重視しているので、ワンルームや限られたスペースでも設置しやすいのが強み。映画鑑賞をメインにする方には物足りないかもしれませんが、ゲーム・仕事・動画のすべてを一脚でこなしたい人には最適な選択肢です。
正直に言うと、ここが微妙かも
アームレストの調整範囲が狭い
GT000のアームレストは高さの上下調整のみ対応していて、前後や左右、角度の調整はできません。これが意外と「人によっては気になるポイント」なんです。例えば、FPSゲームをするときにマウスを持つ手の角度を安定させたい人や、タイピング時に肘を自然な位置に置きたい人にとっては、思ったよりフィットしにくいケースもあります。
僕自身は手首用のリストレストやデスクマットを併用して解決しましたが、「細かいポジション調整が絶対必要」という方には少し物足りないかもしれません。比較対象としては、AKRacingやDXRacerなどの上位モデルでは「4Dアームレスト」が搭載され、上下・前後・左右・角度すべてを調整できます。その分価格は2倍近く跳ね上がりますが、「腕の角度にこだわるゲーマー」や「姿勢を徹底的に最適化したい人」にはそちらの方が快適でしょう。GT000は“シンプル設計で低価格”を強みにしているため、割り切れる人には問題ないのですが、アームレスト調整を重視する人は他ブランドも検討した方が安心です。
座り心地は中庸って感じ
座面のクッション性は「柔らかすぎず硬すぎず」で、まさに中庸といった印象です。最初に座ったとき「おお、ふかふか!」という感動はないものの、「硬くて痛い」と感じることもありません。つまり、可もなく不可もなくという座り心地。ふわふわソファに沈み込むような感覚を求める人にとっては期待外れに感じるかもしれません。
ただ、この「中庸な座り心地」が実は長時間作業やゲームをするうえではプラスに働いています。柔らかすぎるチェアは腰や骨盤が沈んで姿勢が崩れやすく、逆に硬すぎるチェアはお尻や太ももに圧迫感が出やすい。その点GT000は絶妙な硬さで、長時間の利用でも「体のどこかに負担が集中する」ということが少ないんです。比較すると、ソファ風のふかふかモデル(例えば同じGTRACINGのGT200)ならリラックス性は高いですが、デスクワークには向きません。一方、硬めでしっかりした座面を持つAKRacingのPro-Xシリーズなどは「姿勢矯正感」が強く、人によっては長時間で疲れやすいと感じることもあります。GT000はその中間に位置し、幅広いユーザーに“ちょうどよい”バランスを提供していると言えるでしょう。
夏場は少し蒸れやすい
GT000のシート素材はPUレザー。見た目は高級感があってお手入れも簡単、水拭きだけで清潔さを保てるのが大きなメリットです。しかし、どうしても通気性は布素材に劣るため、夏場は蒸れやすく「背中や太ももがじんわり汗ばむ」といった状況が起こりがちです。特に冷房を控えめにしている環境だと、長時間の作業で快適性が落ちることがあります。
この問題はメッシュカバーや冷感クッションの併用で大きく改善できますし、実際に僕も夏場は冷感ジェルクッションを敷いて快適に使っています。他社製品と比較すると、AKRacingやRAZERの一部モデルは「ファブリック(布地)仕様」が選べるのが特徴で、通気性は良好。その代わり、飲み物をこぼしたときのシミや汚れが取りにくいという弱点もあります。PUレザーは“掃除のしやすさ”と“見た目の高級感”を優先した仕様と割り切れる人には最適ですが、「夏場の蒸れやすさがどうしても嫌だ」という方はファブリック素材モデルを検討する価値があるでしょう。
まとめると、GT000の「微妙なところ」は、アームレストの調整範囲、座面の中庸さ、PUレザー特有の蒸れやすさ。ただしこれらは同価格帯では一般的な仕様とも言えます。他ブランドと比べても、GT000は“低価格×姿勢サポート重視”で優秀な立ち位置を確保しているので、弱点を把握した上で購入するのがおすすめです。
他のモデルと比べてどう?
同じGTRACINGシリーズだと、GT002Fの方がクッション性重視、GT200はソファみたいな柔らかさが売りですね。
AKRacingやDXRacerと比べると価格は安いですが、素材の質感や細かい調整機能では劣る部分もあります。でも、初めてのゲーミングチェアとしてはコスパ最高だと思います。
長持ちさせるためのお手入れ方法
PUレザーは乾拭きが基本ですが、月に1回は保護クリームを使ってあげると劣化を防げます。直射日光は避けた方がいいですね。
キャスターにホコリや髪の毛が絡みやすいから、たまに外して掃除してます。床にマットを敷くと音も静かになるし、床の傷も防げて一石二鳥。
半年に一回くらいはネジの緩みもチェック。きしみ音が出る前に対処しておくと、長く使えますよ。
購入前に知っておきたいポイント
保証内容は必ずチェックしておきましょう。購入店によって期間やサポートが違うから、事前に確認しておくと安心です。
セールを狙うなら年末年始や春がおすすめ。クーポンと併用できることもあるから、お得に買えるチャンスです。
ゲルクッションやメッシュ背当て、フットレストなんかのアクセサリーも一緒に検討すると、さらに快適になりますよ。
実際の利用者の声をチェック
SNSやレビューサイトを見ると、「価格以上の満足感」「姿勢が楽になった」「思ってたより組み立てが簡単だった」って声が多いですね。
一方で「アームの調整が少ない」「夏は蒸れる」「たまに初期不良がある」といった意見も。でも全体的には「初めてのゲーミングチェアに最適」って評価が圧倒的に多いです。
どこで買うのがおすすめ?
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、公式サイトで買えます。価格だけじゃなくて、返品条件や延長保証もチェックして選ぶのがコツ。
僕はAmazonで買いましたが、配送も早いし何かあった時のサポートも安心でした。
【総合評価】姿勢重視なら間違いなしの一脚
GTRACING GT000は、ハイバック構造と付属クッションで姿勢をしっかり支えてくれる、コスパ最高のゲーミングチェアだと思います。
多機能さを求めるよりも、基本性能をしっかり押さえたい人にはピッタリ。在宅ワークでもゲームでも、幅広く使える万能選手って感じですね。
価格も手頃だし保証もちゃんとしてるから、初めてゲーミングチェアを買う人には自信を持っておすすめできます。「姿勢を整えたいけど、どれを選べばいいかわからない」って人は、これを選んでおけば間違いないと思いますよ。